虫歯は自然治癒することがない為、放置していると症状は悪化するばかりです。神経まで達してしまうと最悪の場合抜歯になる可能性もあり、そうなる前に虫歯を取り除く必要があります。
当院ではできる限り銀歯を使わない虫歯治療を心がけています。削る範囲を最小限に留め、CR充填により治療を行います。CRは歯科用の樹脂で作られている為、銀歯ほど見た目に違和感がありません。削る範囲が大きくなれば適用できなくなる為、早期発見・早期治療が重要です。

一生涯健康な歯で生活していただきたいと予防治療を重視する姿勢から、当院ではお子さまの口腔ケアにも力を入れています。乳歯から永久歯へと生え変わるお子さまの口腔は、大人と比べて非常にデリケートです。そのため、虫歯などの病気を予防することが重要です。

お子さまへの診療として、フッ素塗布や乳歯の奥歯の溝を埋めるシーラント、お子さまと親御様への歯磨き指導などを行っています。幼少期から歯の健康を保ち、丈夫な歯を育てるために、ぜひ当院での定期検診をご活用ください。

当院では医療先進国・ドイツ生まれの歯科用機器「セレックシステム」を導入しています。セレック（CEREC）とは CEramic REConstruction（セラミック修復）の略語で、コンピュータ制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムです。また、銀歯にはしたくないが自費治療が予算的に厳しい方は、保険適用内でCAD/CAMシステムを使った治療を行うこともできます。セラミックほどの強度はありませんが、費用を抑えて見た目を改善することができます。
3D光学カメラを使用して治療する箇所をスキャンし、修復物をコンピュータで設計、そのデータをもとに自動でセラミックのブロックから修復物を削り出します。修復物を歯科技工所に依頼する必要がなく、すべての作業が院内でできるため、通常の修復物よりも経済的でスピーディーな治療が可能です。
「目立つ銀歯をどうにかしたい」「セラミックの歯にしたいけど費用が」といったニーズにお応えします。

根管とは、歯の根の中の神経や血管など（合わせて歯髄と呼ばれます）が通っている管のことです。歯髄は歯の中に収まっていますが、深い虫歯や歯の亀裂、外傷などにより、炎症や感染を起こすことがあります。虫歯治療で神経を取った際の処理が悪かった場合にも起こり得ます。
炎症や感染をそのまま放置しておくと、歯痛や歯肉の炎症・腫れが起こり、場合によってはリンパ節が腫れたり発熱したりなど、全身に影響が出ることもあります。

根管は直径1mm以下と非常に細く、複雑に曲がりくねっています。根管治療ではこの根管を注意深く観察し、細かな部分まで丁寧に清掃、膿などの原因を取り除くといった処置を行います。

高度な技術と根気が必要となる治療法のため、対応できない医院や、表面上の痛みや腫れの処置のみを行い、治療終了とする医院もございます。しかし、それでは原因が解消されていないため、また症状が再発する可能性があります。
最悪の場合、大切な歯を失うことにも繋がります。

当院では将来に渡り健康な歯を維持するため、根管治療に力を入れています。他院での治療の再処置にも対応しています。不安や疑問がございましたら、是非お早めにご相談ください。